滄浪泉園情報

※その他東京の名湧水57選の水源
http://tokyomeisui.blog.jp/archives/tokyo-meisui57.html

※その他東京都多摩地区名水情報
http://tokyomeisui.blog.jp/archives/tokyo-tama.html

場所
東京都小金井市Googleマップの地図

行き方
JR中央本線武蔵小金井駅下車。
下車後徒歩10分ほど。

交通の便
例として武蔵小金井駅の場合には、平均7.5分に1本程度電車があり。

簡単な感想

先日武蔵野崖線沿いにある湧水を見学するべく滄浪泉園へと足を運び
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滄浪泉園は武蔵野崖線付近でお馴染みのハケ沿いにある庭園と言うことで
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入り口から庭園まではしばらくのあいだ下り坂が続きます。
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滄浪泉園入り口から庭園へと続く坂を下り終えると滄浪泉園についての看板があったので
その内容を読んでみると、滄浪泉園は武蔵野台地から沖積層底地に移る所に位置し
この傾斜地は古代多摩川が南に移っていった途中に出来た古い段丘の一つで
現在では国分寺崖線と呼ばれ、崖下からは地層の中の水を通す層が外に出る事で
崖下から豊富な地下水が湧き出でており、国分寺崖線=湧水な豊富な場所として
広く知られています。

※なお武蔵野方言で崖=ハケと言うそうです。

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崖下もといハケ下には、武蔵野崖線直下が水が豊富なことを利用した水琴窟があり
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近くに用意されていた柄杓で水を掬って所定の位置で水を流すと
水琴窟ならではの涼し気でいい音が鳴り響きます。
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水琴窟の涼し気な音色を楽しんだ後は、ハケ下がる様に続く順路を進み
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程なくして、滄浪泉園のハケ下にある湧水の前にたどり着きました。
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滄浪泉園のハケ下湧水の湧水量は思っていたよりも豊富で
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まるで小川のような流れを作って池へと湧水が流れていくのが確認出来ます。
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ハケ下の湧水の近くにはハケの解説があり、ハケ=崖という武蔵野弁があるので
名水遊戯では崖の事をしばらくハケと記してきましたが
詳しくは崖下で泉がこんこんと湧き出す地形の事をハケと呼ぶと
ハケ下の看板に解説があり、滄浪泉園のある小金井市の小金井は
武蔵野崖線直下の豊富な湧水にちなんで小金井の名が付いたと言われているそうです。
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湧水が流れ着く池を見ると、池自体に湧水がある訳ではないので
池の中の水はカフェオレの様に濁っているのが残念です。
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その後滄浪泉園内のお団子地蔵や
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鼻が削り取られた様な鼻欠け地蔵を見学後は
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ハケ沿いにあるハケ林を写真に収め
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滄浪泉園のハケ沿いの道をハケ登る様に順路を進み
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ハケ下の湧水のある滄浪泉園を後にしました。
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滄浪泉園の入り口には付近の見所を記した簡易マップがあり
先日見学を行った貫井神社等が地図に掲載されていました。
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その後滄浪泉園の看板を激写後、府中市内にある瀧神社へと自転車で移動します。
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※滄浪泉園の入場料は大人100円、子供・身障者・60歳以上の方は50円との事です。

お勧め度
5段階評価で4